アオイでんし 今一つパットしないのは

◇株、年末は2万2500円・戸田氏 
 戸田浩司・りそな銀行チーフ・ファンド・マネージャー 年末時点の日経平均株価は現在と同水準の2万2500円程度となりそうだ。2017年度の企業業績は好調ながら、株価は11月上旬までの上昇でいったん織り込み済みとなった。当面は18年度の企業業績がどの程度の伸びになるかを投資家が見極める状況が続くため、上値を追うような買いは入りづらい。もっとも、相場の上昇局面に乗り遅れた投資家は少なくないため、相場が下げる場面では買いが入って下支え役となるだろう。
 このところ半導体関連株の下げが目立っている。年末の決算を前にした外国人投資家から利益を確定する売りが出て、株価を押し下げている。あらゆるモノがネットにつながるIoTの普及で半導体需要は今後も拡大するとみており、関連株の下落は一時的だろう。
 米国が金融政策の正常化を進めているのは、景気が堅調という裏付けがあるためだ。金融引き締めで世界の景気が減速するという見方は、投資家の間で後退している。景気の減速が意識され始めるのは、18年後半あたりからではないか。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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