野田総理 バカ正直解散

昨日の海外時間には、東京時間に安倍自民党総裁が「マイナス金利」「無制限な金融緩和」などに言及したことから円売りが強まった流れを引きついでドル円は81円台半ばまで上昇しました。一方弱い米経済指標が続いたことなどからユーロも一時1.28台まで上昇しましたがNY時間午後にはやや巻き戻される動きとなりました。

欧州時間、東京時間に安倍自民党総裁が「日銀総裁交代を待っている暇はない」、「物価目標達成のため、無制限な金融緩和を行ってもらう」、「ゼロかマイナス金利にするぐらいにして貸し出しを高めてもらいたい」、「物価目標、2%がいいのか3%がいいのか専門家に議論してもらい判断」などと発言して円売りが強まった流れをうけ円が一段安となってドル円は81.20円台まで上昇しました。この間ユーロは、発表された伊・第3四半期GDPが予想ほど悪くなかったことや、英・10月小売売上高指数が予想よりも弱い結果で、対ポンドでのユーロ買いが強まったことからユーロドルは1.2770台まで上昇し、ドル円につれ高したユーロ円は103.70円付近まで上昇しました。

NY時間にはいって各種メディアで安倍総裁の発言が「マイナス金利に言及」「日銀にインフレターゲットを3%を要請」「無制限な金融緩和を行ってもらう」といったニュアンスで報じられたことから再び円売りが強まって、ドル円は81.40円台まで上昇し、ユーロ円は103.90円台まで上昇しました。その後スペイン経財相が「スペインはIMFからの資金必要としていない」と述べたことなどからユーロ買いが強まる中、発表されたフィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想を大きくした回ったことからドル売りが強まってユーロドルは1.2800台まで上昇し、ドル円は81.00円台まで反落しました。

NY時間午後にかけて、各国株価が反落する動きとなったことからユーロドルなどに利食い売りが入って、ユーロドルは1.2760付近まで、ユーロ円は103.60円付近までじり安となりました。

今日の海外時間には、ユーロ圏・9月貿易収支/経常収支、米・9月対米証券投資収支、米・10月鉱工業生産、米・10月設備稼働率の発表がある他、コスタ・ポルトガル中銀総裁、ジョーダン・スイス中銀総裁、ロックハート・米アトランタ連銀総裁の講演が予定されています。

(16日13:50更新)